このページで配布するアーカイブに含まれるソフトウェア(以下本ソフトウェア)は MPEG-2 および VFAPI についての試験目的で作成されたもので、様々な環境での動作確認を得るために公開しています。
本ソフトウェアを使用する場合以下の義務が発生します。
また、以下の制限が加わります。
オリジナルアーカイブと同じ構成での転載は、媒体・目的を問わず一切不許可とします。(本ソフトウェアはあくまでも試験目的のものであるため)
アーカイブ | m2v_vfp-0.7.16.zip (804,468 bytes) | |||
バージョン | 0.7.16 | 更新日 | 2022,12/21 | |
ファイル | 解説 | |||
m2v.vfp | プラグイン本体 | |||
m2vconf.exe | 設定用ツール、プラグインと同じフォルダに置いてください | |||
mme.exe | 人柱用おまけツール、プラグインと同じフォルダに置いてください | |||
make_gl.exe | GOP List 作成単体 CUI ツール、どこにコピーしても動きます | |||
readme.ja.txt | README テキスト(日) | |||
readme.en.txt | README テキスト(英) | |||
changelog.ja.txt | 更新履歴 テキスト(日) | |||
changelog.en.txt | 更新履歴 テキスト(英) | |||
src\ | ソースファイル、実行には不要です | |||
src\vfp\ | プラグイン本体のソース(Intel OneAPI Compiler 用) | |||
src\gui\ | 設定ツールソース(Borland C++ Builder 用) | |||
src\mme\ | 人柱用おまけツールソース(Intel OneAPI Compiler 用) |
以下の環境で動作確認を取っています。
PC1 | |
OS | Windows 11 64bit |
CPU | Core i7-11700 |
MEM | DDR4 128G |
APP | TMPGEnc 2.59 AviUtl 0.99i8 M4C(スパゲッティ21号B) |
画像の幅×高さ×3×20 だけメモリをバッファに使います。他に、現在デコードしてるフレーム、前方参照用フレーム、後方参照用フレームのメモリを要求します。720x480 (60Hz ITU-R BT.601 の標準解像度)の場合 23 M、1920x1088(HD 16:9 解像度)の場合は約 140M 消費します。
AviUtl から使用する場合は、最低でも 256M のメモリを搭載した環境で使用することをお勧めします。HD 解像度のソースを扱う場合は最低でも 512M のメモリを搭載した環境で使用することを推奨します。
配布アーカイブを展開し、トップフォルダの m2v.vfp, m2vconf.exe の二つのファイルをインストール先フォルダにコピーします(二つのファイルは同じフォルダに置いてください)
コピーが終了したら、m2vconf.exe を起動してオプションの選択をおこなってから、決定をしてください。オプションとして何を選べば良いかわからない場合は、デフォルトのまま決定してください。
これで、m2v.vfp が VFAPI プラグインとして登録され、VFAPI 対応アプリケーションソフトウェアから MPEG-2 ファイルが開けるようになります。
MPEG Audio の読み込みは、現在 PS/SS からの MPEG-1 Audio Layer2 しか対応しておりません。TS からの読み込み、MPEG-2 AAC 音声、MPEG-2 BC 音声、MPEG-1 Audio Layer-1/3 音声、AC3 音声、DTS 音声、LPCM 音声などに対応できていません。
また Audio ES の読み込みにも対応しておりません。バグ報告は歓迎しますが、0.6.x/0.7.x の音声対応は実験段階のものであることを理解しておいてください。
現在人柱用おまけツールは MPEG-2 TRANSPORT ストリームの出力に対応していません。MPEG-1 Video, MPEG-2 Video, MPEG-1 System, MPEG-2 Program のみ出力できます。
通常は「ITU-R BT.601 から伸張」に設定していてください。少なくとも、自分が何をしているのか判らないうちは「ストレート変換」に設定するべきではありません。
「ITU-R BT.601 について」を読んだ上で、自分の使っている環境(使用ソフト・出力フォーマット・CODEC)にとって「ストレート変換」の方が相応しいと判断できる方だけが使うべきものです。
GOP タイムコードが出鱈目なストリームで、I ピクチャのファイル内位置とフレームインデックス、続く P/B ピクチャの数を記録した GOP リストのキャッシュファイルです。
出鱈目なタイムコードを持つストリームを開く場合、m2v.vfp は GOP リストを作成しますが、この結果を .gl ファイルに出力しておき、2回目以降に開く場合はこの .gl ファイルを参照することでストレスなく扱えるようにしています。(タイムコードが連続している場合は .gl ファイルを作成しません)
もしも .gl ファイルが作成されている場合は MPEG ストリームファイルを削除する際に同時に .gl ファイルも削除するようにしてください。(m2v.vfp は自動的に .gl ファイルを削除しません)
付属設定ツールで以下の設定に変更してみてください。
速度に一番影響するのはアスペクト比の設定です。これを「無視」に設定すると、アスペクト比情報に元づいたリサイズを行わなくなるので処理が高速化されます。
ホントです。VOB ファイルをチャプタ単位で分割してくれるソフトで作成したストリームを MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In でデコードして再エンコードしてると数時間かけたエンコードの最後で「不正な処理を……」ダイアログが出てすべてがぱーになるのでどうにかしてほしいという要望があったので、シーケンスエンドコードで終端されてないストリームではあらかじめフレーム数を少なくカウントしておき、最後の不正かもしれないピクチャをデコードしてエラーを発生させることが無いようにしています。
ハードウェア MPEG-2 エンコーダでキャプチャしたストリームでこれに引っかかり、フレーム数が減って困るという場合は、エンコーダの製造元にもっとマトモなストリームを出力するように要望してください。
MPEG-2 では、RGB - YUV 変換の式を幾つかのパターンから選択可能になっています。もちろん、どの変換式を使用しているかストリーム内に明記しておくことができるのですが、省略することもできるようになっています。
「色空間行列(省略時)」では、どの変換式を使用しているかという情報が省略されている場合に使用する変換式を指定することができます。
通常は自動認識で問題ないはずなのですが、Digital BS で放送されているままのフォーマットで取り込んでいる場合には、ITU-R BT.709 を指定するようにしてください。