このページは、IO-DATA 製 DV キャプチャカード(決して DV 編集カードではない)に付属のアプリケーションでの不可解な現象について疑問に感じた1ユーザが、その現象について調べた結果を記述するページで IO-DATA とは基本的に無関係です。
その不可解な現象とは、DVWorks で DV デッキ(Panasonic NV-DM1)から取りこむと、動画データと比較して音声データが短くなってしまうという現象です。
再現性は 100% なのですが、どのような原因で問題が発生するのか未だ判明していません。これからの実験で明らかになれば良いと願っています。
はじめにこの現象に気がついたのは、30 分ほどのテレビ番組を NV-DM1 に録画し、これを DVWorks を用いて PC に取りこんだ後、CM のカットを行っていた時のことです。
この作業は、まず動画データと音声データの開始位置を合わせる所からスタートします。
アナログキャプチャではサウンドカードとキャプチャカード、別々のハードウェアからデータを取りこむ関係でそれぞれのデータの開始時刻が少しずれるのは良くあることなのです。
1枚のボードで両方を処理できる DV キャプチャではその必要もないかななどと考えていましたが、つい長年の習性になってしまっているので実行しました。
これは、CM の変わり目などの無音部分を利用し、VideoMaid の波形画面を見ながら、全ての CM の変わり目が無音(波形が存在しない)部分となるようにあわせれば完了します。
しかし、どうやってもそれが実現できませんでした。動画の先頭で無音部分を変わり目にあわせると、後半部分では次の CM の音声波形が CM の変わり目からはみ出してしまいます。動画の後半であわせれば、今度は前半部分で CM の変わり目に、前の CM の音声波形がはみ出すようになってしまいます。
録画した時点の DV テープをデッキで再生しても、CM の変わり目に次の(前の)CM の音声データがかぶってくる事はありませんでした。「音声データが、DVWorks でキャプチャすると短くなってしまうのではないだろうか?」そんな疑問が浮かびます。
幾つか実験を行ってみたので、その結果をまとめます。