key/VisualArts「CLANNAD」読了。85 点。ことみエンドにはほろりと来た。5日から7日までの三日間は完璧にこれだけでつぶれてしまったが悔いはなし。
というわけで、どこかで誰かがもっとよい物を作っている気もするけれども、探すのが面倒だったので nwa2wav 作成。バイナリ眺めれば一発で判るフォーマットで助かった。NWA ファイルのフォーマットについては解説するまでもないと思うので省略。48kHz PCM なのはありがたい。
4/28 から 5/4 までは何をやってたかというと、FC01「Canvas2」読んでたり、森博嗣「すべてが F になる」読んでたりと、とっても有意義に連休を過ごしていた。
当然ながら AVHDD のフォーマット解析とか、IEEE1394 での AV/C 多重 LINC 状態での DTCP 挙動調査とかはさっぱりやっていなかったり。ラックから機器を引っ張り出して配線を換えるのが面倒とか PC が少なくてコントロール用とキャプチャ用の二台を確保できてないとかは……言い訳にしかならないよな〜。
Prescott に追加された SSE3 命令の話。SSE3 で追加された命令は大半が浮動小数点用のもので、動画系の処理には使い道がないのだけれども、ひとつだけエンコーダにとって有用な命令がある。それが LDDQU 命令。
Motion Estimation Algorithms Using Streaming SIMD Extensions 3 に動き検索時のブロックマッチングに LDDQU 命令を使用した場合の効果等が解説されていて、旧来の MOVDQU での読み込みよりも 20% 以上高速化できると書かれているのだけど……。
こんな命令追加するぐらいなら、MOVDQU でのメモリ読み込みで同じ処理を行うようにして高速化しろとか考えてしまうのは私だけなのだろうか。ただでさえアンロールでサイズが膨らみがちなアセンブラコードを、Pentium III と Pentium 4 で別に持つのに加えて、さらに Prescott 用に別バージョンを作らなきゃいけないってのは気が滅入ってくる話。
仕事で作ってるアレでもいつかは対応しなきゃいけないんだろうな〜。憂鬱。なんとなく Banias 系の Merom が SSE3 対応で出るころには MOVDQU と LDDQU の速度差が無くなってそうな予感もするけど。
日米欧、2006年の特許審査基準統一へ [日本経済新聞] を眺めての感想。とりあえずは出願猶予期間と先行技術の基準統一が初期目標らしいけど、この流れが加速して、欧州方式のソフトウェア単体特許否定形式で特許対象が統一されてくれれば嬉しいな〜。
「風が吹けば桶屋が儲かる」よりは近い形で MPEG-LA との関わりがある(常駐先のボスが MPEG-LA 提供特許の発明者だったりする)職業プログラマとしては間違った発言なのかもしれないけど、ソース公開ソフトウェア作者としての正直な感想。権利偏重の現政策を見る限りありえそうにないのが悲しい。
急に暑くなったので外を歩くのがつらい。もう少し出勤時間をはやめるべきだろうか。とりあえず 5/8 に置いた nwa2wav には NWA ヘッダの処理に問題があったので修正(ファイル名同一で上書き済み)。
ヘッダが 8 byte だけだと勘違いしてたけど、どうやら 32 byte までがヘッダだったらしい。[28-31] が PCM サンプルのバイト数っぽくて、[20-23] にその半分っぽい数字が入っているけど、意味は判らなかったのでとりあえず 32 byte までは読み飛ばす形に修正。
ありゃ、てっきりネタだと思っていたのだけど、どうやら本当に MULTI2 のデコードに成功してそうな雰囲気。2ch DTV 板 SmartVision BS part4 スレッドの 481 を読む限りでは。うーむラウンド数は 32 だったのか。
Interlace の I ではなくて Indeo の I だったりする。判っている人の方が多いとは思うけれども、為念。
I420 と YV12 の違いは単純に Cb と Cr の順序 (I420 は Cb, Cr の順で YV12 は Cr, Cb の順) だけで、I420 ならインタレースで YV12 ならばプログレッシブなどという保証はどこにも無かったり。Microsoft の世界で 420 フォーマットの色差がインタレースとプログレッシブのどちらかを通知する方法って DirectShow の VIDEOINFOHEADER2 ぐらいしかないので、MPEG-2 デコーダでフラグを考慮した 422 変換させる方が安全確実。
DVD2AVI の作者のページに書かれていることを理解してれば NTSC の MPEG-2 を 420 系フォーマットのまま扱おうなんて考えたりはしないはずなんだけどなー。
最近の妄想。pixel shader に動き検索やらせるにはどうすればいいのだろう。某仕事が煮詰まってるせいで、ついついロクでもないことを考えてしまう。
GeForce 6800 とか Radeon X800 とかの white paper を眺めた限りでは可能っぽく書かれてるのだけれども、DirectX SDK の命令セットやメーカの SDK サンプルを眺めていても今ひとつ実現方法が思い浮かばない。単純にフレーム間差分を取るだけならできそうなのだけど、MB 単位で足しこんでいったりする処理のイメージが湧かないのがなんとも。
それともこれは DXVA の API で何とかしてるのかなー。よく判らん。
実際に仕事で使う羽目になったら間違いなく死ねるので、絶対に触りたくないというのが本音。結果出せなくてもかまわないから2・3ヶ月程度調べてみてとかいう話なら大歓迎なんだがなー。
IEEE 1394 を搭載した XP PC がもう一台必要になったので、富士通 LOOX T70H 注文。とりあえず適当な中古 PC で何とかしようかとも考えたのだけれども、そろそろ Crusoe のもっさり加減とか、キーボードや液晶のへたれ具合とか、トラックポイントが暴走するとか、ドライバ入らねーとか、常駐するはずの無線 LAN ユーティリティ出てこねーとか、今までだましだまし使っていた PC の嫌な点が我慢の限界を超えつつあるため、新しいノートを購入することに。
\30000 OFF クーポン目当てに FMWORLD: WEB MART 経由で購入したため、到着は早くても 3 週間後になってしまうらしいけど、到着後に現行 PC(VAIO C1) は AVHDD Player 専用機になる予定。
霞ヶ関官僚日記経由で久美沙織『創世記』第7回「読者という“強敵”」に到達。……壮絶だなー。
昨日書いた PC の出荷予定通知メール受信。5/29 (土) とのこと。どーせ再来週になるだろうから今週末は実家に帰ってついでに NHK の技研公開でも眺めにいこうかと思っていたのにー。
今年は AVC/H.264 映像符号化方式 が楽しそうだったのだが……日曜に見に行くことにするか。
うーん、確かに google で "mma site:marumo.ne.jp" しても見つからないのは問題か。というわけで Marumo Mpeg Analyzer 略して MMA の配布ディレクトリへのリンク。ものすごく手抜き。
初出は「2003 7/24 投棄」(0.1.0) とか「2003 11/15 間違ったデジタル放送の楽しみ方 [2]」(0.1.1) とか。データの表示方法はもう少し何とかしなきゃなーとか思ってるけど、思っているだけだったりするので、他にも思った人がいたら何とかしてください。
某仕事中に日経エレクトロニクスでの VC-9 (WMV) の特集 (上・下) を読んで VC-9 の仕様書を読みたいと思い、SMPTE の個人会員に(年間 $135 と安かったので) なって からそろそろ 1 月半。未だに仕様書の入手に成功していない。
1 year active membership を購入したのが、4/15 だったのだが、そのときに登録したユーザ ID は 5 月に入ってから使えなくなってしまった。これは後になってから、正規のメンバーIDが書かれたカードが船便で 5/15 に届いたので、あー登録月の末までは仮IDで、その後は本IDじゃなきゃ入れなくなるのねーと理解したものの、途中までは不安で、思わず smpte@smpte.org に問い合わせのメールまで出してしまった。(このメールへの返信は未だに届いていない)
さて、本IDも届いたことだし、ftp://eng.smpte.org/c24/ から VC-9 のドラフトを読むかと思ってログインを試みること 1 週間。正式 ID と passwad のはず (www.smpte.org のメンバーオンリーページには入れてる) なのに login failure で、サーバから拒絶される日々。6 月になっても駄目な場合はもう一度問い合わせメールを出そうかと考えているものの、前のメールに返信が無かったしなーと躊躇している。
C24 には投票権なしのメンバーとして登録して、c24-list や vc9-spec-list は読めているのだが……。MPEG LA からも入手はできるらしいのだが、映像圧縮の特許もってるわけでもない個人に送ってくれるとも思えないからなー。仕事先の人に聞けば出てきそうな気もするけど、そーすると NDA 縛りも発生してしまうから面白くないし。
というわけで、NHK 技研公開 に行ってきた。偶然職場の人と会ってしまったのにはびっくり。まー来る場合は今日か、昨日の二日しかないわけで、確立としては 1/4 なんだけど。
肝心の H.264/AVC の展示は、1080i HD を 7Mbps 以下で圧縮した場合の絵を出していたのを見て鬱になっていたり。うーむ H.264 は HD に弱いとか聞いてたけど、しっかり 7M 以下で圧縮できているとは……。聞いた話では 5 秒間のシーケンス 1 本作るのに Pentium 4 の 3.0GHz で 16 時間かけているとのことなので、そこだけは救い。
「Multi Ref 使ってますか」との問いには、TOP/BOTTOM で一枚づつ使ってますとの返事だったので、実質 1 枚しか使ってない……のかなぁ? Weighted Prediction に関しては聞くのを忘れたのが悔やまれるところだけど、あのシーケンスだと多分使いどころはないだろう。低レート目指す場合だと Flexible Macroblock Ordering とか Slice 分割は使ってないだろうしなー。
土曜に届いたノート PC に関して、2日ほど触って見ての感想。主に今まで使っていた VAIO C1 との比較で。まず良かった点。
いちおーほめるのはこのくらいにしといて、悪かった点。
2ch モバイル板の LOOX スレッドではキーボードの浮きとかが問題になってるみたいだけど、私のところに届いたものは対策品なのか、特に気になることは無かった。