相場で損を抱えるたびに更新さぼるずぼらなところをなんとかしなきゃなーと思いつつ。Intel の新しい石の話。現在開催中の IDF で Penryn の正式なスケジュールが発表され、最上位モデルの QX9650 (3.0GHz Quad) が 11/12 で、下位モデルは 2008 年 1 月とのこと。
次期 CPU で何を楽しみにしているかといえば SSE4.1 の MPSADBW (参考) な訳で、この命令を叩きたいがためだけに 12 万 + α (MB + メモリ分) 出すのものなんだかなーという気分がするので、来年 1 月までメイン PC のリプレースはおあずけになりそう。
32nm やら Nehalem やら Larrabee やら次の次の話も詳細が出てきているみたいだけど、Nehalem で追加予定の SSE4.2 にはエンコード屋的に心惹かれる命令がないので関心が薄かったり。オンチップメモリコントローラとか HT 復活とか普通の PC ユーザ的には面白いネタなんだろーけど、ソフト屋的には特に意識するようなことじゃないからなー。
ピンポイントで保有銘柄が東証一部値下がりランキング一位っつーのは結構へこむね。おいらそんなに悪いことしてたかな。
東証一部 銘柄コード 6859 エスペックの話。前日の引け後に業績予想の下方修正と配当予想の引き下げを発表し、日ごろ板の薄い流動性の低い銘柄だけあって、本日は S 安に張り付き。後場に一度寄ったみたいだけど、すぐに売りが殺到して、引けの比例配分まで売買成立せず。
あーあ朝売るのを諦めずに比例狙いでならんどきゃ今日中に逃げれたのか。今日の引けの板を見る限りじゃ明日も続落しそーなのが悲しい。
本流に採用されるかどうか微妙なものばかりだけど、最近 Dark Shikari さんが作ってるパッチで追加されるオプションの解説を。なお、実際に動かしてみたわけではなく diff ファイルを読んで処理を理解したつもりになっただけので、内容を誤解している可能性があることを断っておく。
まず最初に --me "imh" (Improved multi-hexagon search) から。これは --me "umh" (Unsymmetric-cross Multi-HEXagon grid search : umhex) と --me "esa" (Exhaustive Search) のギャップを埋めることを目的とした検索アルゴリズムということで、umhex に改変を加えたものとなっている。
umhex 自体は 動き検索あれこれ - JM FastME で解説したとおり、次の順に検索していくロジックになっている。
で --me "imh" ではラージヘキサゴン検索とスモールヘキサゴン検索の間に次の「疎」なヘキサゴンでの検索が追加される。
この検索ではラージヘキサゴン検索と同様に初期検索位置から放射状にパターンを広げていく。(図の中の緑で塗られた座標が 1st step の検索位置で、青で塗られた座標が 2nd step の検索位置)
そして --merange 16 の場合だと 1st step しか評価されず、--merange 32 では 2nd step まで評価される。
正直これやるぐらいなら動き検索範囲を広げた方が効果が大きいような……とか、閾値 100 固定 (全ブロックサイズで) ってきつすぎじゃね? (doom9 でも SAD_THRESH() に変えた方が良くね? との突っ込みあり) とか色々思うところはあるけどまーその辺は使う人の好き好きということで。
次に --me-prepass について。x264 では 16x16 MB を検索する際、PMV の位置と「左」「左上」「上」「右上」の各 MV の位置、隣接フレームの同 MB のもつ MV をそれぞれ評価してから、その中でもっとコストの小さかった場所を開始位置として hex とか umh とか dia とかの画素 (full pel) 単位検索を行うロジックになっている。(この辺 JM の FastME よりも丁寧な作り)
で --me-prepass を指定した場合、PMV 以外の位置を評価する際にその MV の座標だけを評価して終りにせずに、各 MV の座標を開始位置として、移動幅 1/4 画素のスモールヘキサゴンサーチと、スモールヘキサゴンで見つけたコスト最小位置の近傍 8 座標 (1/4 画素単位で) の評価をして検索開始位置を選択するというロジックになる。
つまるところ、検索開始位置の選択をさらに丁寧にやるようにするというのが --me-prepass のロジックの肝。doom9 に上がっているパッチを見る限り、スモールヘキサゴン後の近傍 8 座標検索の処理の妥当性がちと疑問に感じてしまうけどホントにあのコードで正しいのかしらん。(ひとつ評価するごとにベスト位置を更新してるよーに見えるので、正しく周囲 8 点を評価できてないよーな気が)
最後 --fpel-cmp "satd" について。x264 [14] --subme 詳細 に書いたように、x264 では画素 (full pixel) 単位の検索は SAD で評価して、1/2 画素や 1/4 画素 (sub pixel) 単位の検索は SATD で評価するという形になってたのだけど、画素単位検索の場合にも SATD を使うようにするというのがこのオプション。
JM12 以降での -p MEDistortionFPel=2 とかに相当するオプションなんだけど……これを使うのは正直速度面でのインパクトが大きすぎるのでオススメできない。
まず --merange を広げてみて、それでも満足できない場合に使うのならばアリだとは思うけれども……まーやっぱりこれも使う人の好き好きということで。
某所経由で School Days 12 話試写会 の話を読んで、最初の感想が本日のタイトル。いやはやなんとも、未開封エロゲ引き換えに最終話上映ですか……。
個人的には 9 話まで苦痛に耐えながら視聴を続け 10 話目で元は取れた気分になっているので、最終話 (どーせ包丁エンドなのだろう) にはそれほど心惹かれないのだけど……ネタのためだけに買う人も出るんだろうなぁ。
為念。原作はまだやったことがない。木霊さんの KKK と SSS と RRR M@D を見たことがあるぐらい。