本日終値時点での確定+含み損は 66 万。まだまだ昨年末比でのマイナスは大きいけれども、6/8 には含み損が 95 万に到達し、種割れしていたことと比較すればかなりマシな状態になってくれた。
当時はココを更新する気力も出なかったからなーと思い出しつつ、5/11 以降の取引履歴。
期間中の売却の大半で税金が戻って来ていたことを改めて確認して、非常にアレな気分。早く税金を払う立場になりたいもんだ。
逆張りスキー無限難平塩漬けアホールド中の SBI 株主総会が本日開催されていたので休みを取って出席。会場はホテルオークラで 10:00 から。平日開催なので出席者の大半は退職世代で、服装は スーツ 20%、カジュアル 80% の割合。出席者は約 2000 名程度だっただろうか。
前期の報告および決議案に関しては特に波乱もなく全て承認可決され 10:25 には終了。質問が皆無だったのはどうかと思うけど、これは質疑応答に入る前に北尾 CEO が「株価・今後の経営戦略に関する質問はこの後に予定されている経営近況報告会で受け付けるので、決議事項に関連する質問のみお願いします」と釘を刺していたので仕方がないか。
10 分の休憩を挟んで、10:35 から経営近況報告会が開始。されたのだけど……これが長い。12:30 辺りまで延々北尾 CEO の独演会が続く。11:30 を超えた辺りから、予定の詰まっている人々がパラパラと帰って行くなか、SBI チャネルの使いまわし的内容のプレゼンが続く。この中で比較的目新しい内容があったとしたら今後設立を目指しているネット銀行の業態を話した程度だろうか。
現在検討中のネット銀行が何処で収益を上げるつもりなのかだけど、中小企業向け無担保貸付 (審査は業務収益に対して行う) と個人向け貸付で利益を上げるつもりらしい。ネットを利用することによるコスト低減と、口座預金で貸付金をまかなうことによる低コスト調達によって利息制限法の範囲内で、アコム・プロミス等の消費者金融のメインターゲットを切り崩していこうという目論見らしい。
セブン銀行は ATM 手数料で稼げるが、他のネット銀行は当初赤字に苦しんだので今更 SBI がネット銀行に参入したところで無駄という書き込みが 2ch の SBI スレッドにあり、気になっていたのだけどそれなりに納得は出来る内容。問題があるとしたら、消費者金融のマイナスイメージをそのままかぶることになりそうなのと、預金が順調に集まるかどうかといったあたりか。さて、私のような素人が考えることぐらい気づいて対応策は考えているんだろうけど。
株価についてという項目もあったのだけど、新興連動説とか世界同時株安の影響説を訴え、インターネット掲示板の売り煽りに騙された個人が狼狽売りしてるのが原因だとの珍説まで仄めかす始末。まぁ「経営陣としてできるのは好業績を順調に積み上げて、堅実な IR を行うことしかできず、それ以上は相場操縦にあたる」というのには同意するけど、そもそも SBI が JAFCO や NIF よりもマーケットから信頼されていない(ので何とかしなければいけない)という意識は伺えなかった。
質疑に入って驚いたのは経営陣に対する非難が少ないこと。業績の数字だけを見る限りその気持ちも判らないではないけど、信者的発言 (経営陣に対するヨイショっぽいもの) が出るあたりに絶望。株主と経営陣の間ってのはもちっと殺伐としてるべきではないのかなぁ。
というわけで質問の順番が回ってきた際に「現在の株価は新規公開時と比較してどのような位置づけにあるのでしょうか、と、グループ子会社の上場はそれだけを見れば上場益が手に入って嬉しいですが、その後株式交換で吸収という形になって最終的に SBI の株券が増えるのならば困る、今後どのような方針で扱うつもりなのか聞かせて欲しい」の2点を質問。
最初の質問は (分割調整後) 公募価格は 55500 程度で初値は 51200 程度であり、昨日の終値 49100 は(累積配当金を足しても)公募割れ水準にあると知った上で、その辺りを北尾 CEO から言わせようと目論んだものだったのだけど、「時価総額には意味があるが、株価には意味が薄いので判らない」との感激してしまう回答。2点目の子会社上場と吸収に関する質問は「経営戦略によって様々なアクションを取ることがある」との前フリのあとで、「進化し続ける経営」に書かれている「E*TRADE のようなシステム投資等で資金需要の大きな云々、モーニングスターのような公正性をアピールする必要がある云々」を語った後、SBI フューチャーズ上場に関する言い訳 (これはそのどちらにも当てはまらないので) を回答。とりあえず「様々なアクションを取ることがある」ということは「今年 11 月あたりに SBI ベリトランスとの株式交換による吸収が発表されても驚いてはいけない(どーせ期中平均株式を操作するために 2 月にやるんだろう)」と解釈することにした。
これを読んだ人で次回の総会や説明会に参加するようなことがあり、株価下落の鬱憤を晴らしたい人が居る場合は「セブンイレブンは新規公開時に 100 万投資した場合、1 億まで増加したそうですが、これほどすばらしい業績を上げておられる SBI の場合、同じように新規公開時に購入していたらどのような成果となっているのか教えていただけないでしょうか」とでも質問してみてくれ。あー株価が回復しない前提でこんなことを書かなきゃならんのが悲しい。
その次の質問者は「ディーラーが蓋をしてるのであがらん、あのダニどもが居なくならん限りどーにもならんが、アレを退治することはできないか」という趣旨の素敵な質問を飛ばしてくれたのだけど……。それに対する回答 (煎じ詰めれば「貸借銘柄な以上どうしょもない」) 自体は仕方が無いにしても、その流れから「(北尾 CEO 自身が)個人筆頭株主で、株価が下がる度に、ああまた下がったかと悲しくなっていたが、死後 SBI 子供希望財団等に寄付することに決めてからは気にならなくなった」と言ってしまうのは……どうよ。
6 月も今日で最後なので、今年前半の運用成績を纏めてみる。悲惨な数字しか出てこないのだけど。
昨年末残高 | 4,091,226 |
期中追加資金 | 1,600,000 |
月末残高 | 5,101,884 |
運用損益 | -589,342 |
というわけで、この半年だけで 10% 超のマイナス。敗因はやっぱり狼狽癖と逆張りスキーなこの性格か。
1/18 の 13:00 の大底で全てを売却したのに始まって、1/23 から買戻しをはじめて 2 月の下落に直撃。地道な回転と相場の回復の恩恵で、4 月頭に何とかプラス圏に戻したものの、そのままフルポジション状態で 4・5・6 月の下落を迎えて沈没。6/8 には最大のマイナス幅である -95 万に到達という惨状へ。
今年は年間 10% の利回り確保は無理かもしれん。TOPIX にも 6.5 ポイント以上負けてしまっているし。